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スレイマン2世 (オスマン帝国)とは?

すれいまんにせい

レイマン2世とは、17世紀後半のオスマン帝国スルタンで、長年の幽閉生活を経て即位し帝国再建に尽力した君主です。

レイマン2世(1642〜1691年)は、オスマン帝国第19代スルタンで、1687年から1691年に在位しました。若年期から約40年間を宮廷内の「カフェス(檻)」と呼ばれる幽閉施設で過ごした後、兄メフメト4世の廃位にともなって45歳で即位するという異例の経歴を持ちます。

スレイマン2世が即位した時期は、オスマン帝国にとって深刻な危機の時代でした。1683年のウィーン包囲の失敗を機に、帝国はハプスブルク朝率いる「神聖同盟」との長期戦(大トルコ戦争)に突入しており、領土喪失と財政難が重なっていました。

こうした状況のなかで、スレイマン2世は名宰相キョプリュリュ=ムスタファ・パシャを起用して帝国の立て直しを図りました。主な統治上の特徴は次のとおりです。

  • 宰相への大幅な権限委任による実務的な行政運営
  • 軍の再建と士気回復への取り組み
  • 財政改革と腐敗一掃への努力

スレイマン2世自身は政治よりも宗教的敬虔さで知られ、在位中の実権は宰相が担いました。1691年に崩御するまでの在位4年間は短命でしたが、衰退期のオスマン帝国において帝国維持に貢献した君主と評価されています。

使い方・例文

オスマン帝国史の解説や「大トルコ戦争」を扱う文献で、危機の時代に即位したスルタンとして登場する人物です。

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