スフォリアテッラとは?
すふぉりあてっら
スフォリアテッラとは、イタリア・ナポリ発祥の貝殻形をした伝統的なパイ菓子です。
スフォリアテッラ(Sfogliatella)は、イタリア南部カンパニア州ナポリを代表するパスティッチェリア(菓子)のひとつです。その名称はイタリア語で「薄い葉」を意味する言葉に由来し、幾重にも重なった薄い生地の層がまるで本の頁や貝殻のように見えることが特徴です。
生地には主にラードや砂糖を混ぜた薄い小麦粉生地を幾層にも巻き重ねる製法が用いられます。焼き上がると外側はパリパリとした食感になり、内側にはリコッタチーズ・セモリナ粉・砂糖・シナモン・オレンジピールなどを合わせたクリーム状の詰め物が収められています。
代表的な種類として以下の2タイプがあります。
- スフォリアテッラ・リッチャ(riccia):巻き重ねた薄い生地を用いたタイプで、外皮がフレーク状でサクサクとしています。
- スフォリアテッラ・フロッラ(frolla):ショートクラスト生地を使ったタイプで、外皮がほろほろとしたクッキー食感です。
ナポリの修道院で生まれたとされるこの菓子は、17世紀頃には街の菓子屋でも売られるようになり、今日ではナポリ土産の定番として世界中の菓子愛好家に親しまれています。イタリア菓子の精巧な積層技術と豊かな乳製品文化を伝える存在として、郷土菓子の文化的象徴にもなっています。
使い方・例文
ナポリ観光の際、朝食として屋台やバールでエスプレッソとともにスフォリアテッラを味わうのが現地流とされています。
この用語をシェア
最終更新: