スクリーン版画とは?
すくりーんはんが
細かい網目状のスクリーンにインクを押し通して画像を転写する版画技法で、シルクスクリーン(孔版印刷)とも呼ばれます。
スクリーン版画(シルクスクリーン)は、絹や合成繊維などの細かいメッシュ生地(スクリーン)を版として使い、インクをスキージー(へら状の道具)で押し通すことで紙・布・金属などさまざまな素材に画像を刷る孔版印刷の技法です。歴史的には中国の型染め技術が起源とされ、20世紀初頭に絹を使った「シルクスクリーン」として欧米で普及しました。
基本的な仕組みは次のとおりです。スクリーンに感光乳剤を塗布し、印刷したいデザインのフィルムを密着させて光を当てると、露光部分が硬化します。未硬化部分(デザイン部分)を水で洗い流すと、そこだけインクが通る孔ができあがります。その孔を通してインクを刷ることで、精細な画像が転写されます。
スクリーン版画の主な特徴は以下のとおりです。
- 厚みのある鮮やかなインク層が表現できる
- 布・紙・ガラス・プラスチックなど多様な素材に対応
- 同じ版を繰り返し使えるため大量印刷にも適する
- 多色刷りは色ごとに版を重ねて表現する
アンディ・ウォーホルが1960年代にマリリン・モンローなどのポップアートにシルクスクリーンを用いたことで、芸術表現としての地位も確立されました。現在はTシャツ印刷・看板・電子基板の回路印刷にいたるまで産業・芸術の両分野で活用されています。
使い方・例文
Tシャツにロゴやイラストを印刷する際によく用いられる技法で、アーティストが版画作品の量産にも活用します。
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