スクリーンプロセスとは?
すくりーんぷろせす
スクリーンプロセスとは、俳優の背後に映像を投影することで実際には存在しない背景と合成する、映画・テレビ制作で用いられる撮影技法です。
スクリーンプロセス(背景投影合成・リアプロジェクションとも呼ばれる)とは、スタジオ内でスクリーンに背景映像を投影し、その前に俳優や物体を配置して撮影することで、あたかも実際の場所にいるかのように見せる映像合成技法です。
方法は大きく二種類あります。フロントプロジェクションはスクリーンの前方から反射素材に映像を投影する方式で、より鮮明な合成が得られます。リアプロジェクション(バックプロジェクション)は透過スクリーンの背後から映像を投影する方式で、設備が比較的シンプルなため古くから多用されました。
映画黄金期には車中のシーンや列車・飛行機の窓の外など、実際に撮影困難な場面を安全かつ低コストで再現するために広く使われました。ヒッチコック作品をはじめ多くの古典映画でこの技法が見られます。
現代では、グリーンバック・ブルーバック合成(クロマキー)やデジタルVFXが主流となり、スクリーンプロセスの使用は減少しました。しかし近年は大型LEDウォールに映像を表示してリアルタイム合成するバーチャルプロダクション技術が登場し、スクリーンプロセスの考え方が新技術として再び注目を集めています。
使い方・例文
古い映画で俳優が車を運転するシーンの窓の外に風景が流れているような場面は、スクリーンプロセスによって撮影されたものが多くあります。
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