スカンダグプタとは?
すかんだぐぷた
スカンダグプタとは、5世紀のインド・グプタ朝の皇帝で、フン族の侵攻を撃退してグプタ帝国の版図を守り抜いた君主です。
スカンダグプタ(在位455年頃〜467年頃)は、インドのグプタ朝後期を代表する皇帝です。クマーラグプタ1世の子として即位し、衰退しつつあったグプタ帝国の支配を立て直そうとした人物として知られています。
彼の治世で最大の試練となったのは、中央アジアから押し寄せたフン族(エフタル)の侵入でした。スカンダグプタは自ら軍を率いてこの強敵と戦い、撃退に成功したと碑文に記録されています。この勝利はグプタ朝の権威を一時的に回復させましたが、度重なる戦費の出費は帝国財政を圧迫しました。
彼の業績は各地に残された碑文から知ることができます。代表的なものにジュナーガル碑文があり、治水事業や行政改革についても記されています。インド西部のスーダルシャナ湖の堤防修復を命じたことが刻まれており、インフラ整備にも積極的であったことがわかります。
スカンダグプタの死後、グプタ朝は急速に衰退し、後継者争いや地方勢力の台頭によって事実上の解体へと向かいました。そのため彼は「グプタ朝最後の偉大な皇帝」とも評されます。インド古代史において、フン族の侵入という危機を乗り越えた武将・統治者として重要な位置を占める人物です。
使い方・例文
古代インド史の授業や試験で、グプタ朝の衰退を学ぶ際にスカンダグプタの名前と彼のフン族撃退の功績が取り上げられます。
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