スイセン'ナルキッスス・タゼッタ'とは?
すいせんなるきっすすたぜった
ナルキッスス・タゼッタとは、地中海沿岸原産の房咲きスイセンの原種で、日本のニホンスイセンの祖先にあたる植物です。
ナルキッスス・タゼッタ(学名:Narcissus tazetta)は、ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)スイセン属に属する球根植物で、地中海沿岸から中東・中央アジアにかけて広く自生します。スイセン属の中でも複数の花を一本の花茎につける「房咲き」の代表的な種です。
花は白い外花被片と黄色い副花冠(コロナ)の組み合わせが基本ですが、変種によって副花冠の色や花の大きさに違いがあります。甘い強い香りをもつことも特徴のひとつです。秋から冬にかけて球根から葉と花茎を伸ばし、冬から早春に開花します。
日本へは中国を経て渡来したと考えられており、日本で広く親しまれているニホンスイセン(Narcissus tazetta var. chinensis)はこの種の変種にあたります。福井県越前海岸・千葉県鋸山・兵庫県淡路島などが群生地として有名です。
ナルキッスス・タゼッタの主な特徴を挙げると以下のとおりです。
- 一茎に数輪から十数輪の花をつける房咲き性
- 球根に有毒のアルカロイドを含み、誤食に注意が必要
- 地中海地域では古くから観賞・香料・薬用に用いられてきた
- 温暖な気候を好み、軽い霜程度なら耐える
使い方・例文
冬の庭や切り花として楽しまれるニホンスイセンは、ナルキッスス・タゼッタの変種です。白い花弁と黄色いカップ状のコロナ、そして甘い香りが特徴で、正月飾りにも用いられます。
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