ジョン (イングランド王)とは?
じょん
ジョン(イングランド王)とは、13世紀初頭のイングランド王で、マグナ・カルタに署名したことで立憲政治の礎を築いた君主です。
ジョン王(John、1166〜1216年)は、イングランドのプランタジネット朝の国王で、1199年から1216年まで在位しました。獅子心王リチャード1世の弟にあたり、父ヘンリー2世の後継者として即位しました。
ジョン王の治世は失政の連続として知られています。まず1204年にフランスのフィリップ2世との戦いでノルマンディーをはじめとする大陸領土の大部分を失い、「失地王」の異名をとりました。さらに教皇インノケンティウス3世との対立から破門され、国内の封建諸侯との関係も悪化の一途をたどりました。
1215年、貴族たちはジョン王に対して反乱を起こし、ロンドンを占領しました。追い詰められたジョン王はラニミードでの交渉に応じ、「マグナ・カルタ(大憲章)」に署名しました。この文書は王の恣意的な課税や逮捕を制限し、法の支配と諸侯の権利を保障するものでした。
マグナ・カルタはその後の英国憲政史に計り知れない影響を与え、現代の立憲主義・法の支配・人権概念の源流の一つとして位置づけられています。ジョン王本人の評価は低くとも、この歴史的文書を生み出したという点で、近代民主主義の歴史に欠かせない人物です。
使い方・例文
英国史・法制史・人権の歴史を扱う授業や書籍で「マグナ・カルタに署名した王」として必ず取り上げられます。
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