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ジョン・ピアポント・モルガンとは?

じょんぴあぽんともるがん

ジョン・ピアポント・モルガンは19世紀末から20世紀初頭のアメリカを代表する金融家・実業家で、JPモルガン銀行の前身を率い、鉄鋼・鉄道など主要産業の再編に絶大な影響力を持ちました。

ジョン・ピアポント・モルガン(1837〜1913年)はアメリカ銀行家・実業家で、「金融王」とも称される19世紀末ギルデッド・エイジを象徴する人物です。父の銀行業を引き継ぎ、モルガン商会(後のJPモルガン)を築き上げました。

モルガンの事業活動の特徴は、単なる金融業にとどまらず、産業の組織化・再編を主導した点にあります。主な業績には以下があります。

  • USスチールの設立(1901年): カーネギー・スチールを買収し、当時世界最大の鉄鋼会社を創設。初の10億ドル企業とされる
  • 鉄道再編: 破綻した鉄道会社を次々と買収・整理し、効率的な路線網を構築
  • 1907年恐慌の収拾: アメリカに中央銀行がなかった時代、個人として資金を提供し金融パニックを沈静化
  • ゼネラル・エレクトリック(GE)の形成にも関与

モルガンは巨大な経済力を背景に政治にも大きな影響を及ぼしましたが、その独占的な力は「マネー・トラスト(金融トラスト)」として議会の調査対象ともなりました。一方、美術品の収集家としても著名で、現在のメトロポリタン美術館の発展に多大な貢献をしたことでも知られています。1913年に没した翌年、連邦準備制度(FRB)が創設されたことは、彼の1907年の行動が中央銀行設立論議に影響を与えたことを示しています。

使い方・例文

アメリカの経済史を学ぶ際、モルガンは「一人の銀行家が国家的金融危機を収拾した」19世紀末の象徴的人物として必ず取り上げられ、現在のJPモルガン・チェース銀行の名にもその遺産が残っています。

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