ジョン・ティンダルとは?
じょんてぃんだる
ジョン・ティンダルとは、光の散乱現象「ティンダル現象」を発見したアイルランド出身の物理学者で、温室効果ガスの研究にも先駆的な業績を残した科学者です。
ジョン・ティンダル(1820〜1893)は、アイルランド生まれのイギリスの物理学者です。王立研究所(Royal Institution)の教授として長年活躍し、光学・熱学・大気科学など幅広い分野で先駆的な研究を行いました。
最もよく知られる業績は「ティンダル現象」の発見です。これはコロイド溶液やほこりを含む気体に光を当てると、粒子によって光が散乱されて光の通り道が見える現象で、霧の中のライトや夕焼けの赤みを説明する原理と深く関わっています。
また、ティンダルは大気中の二酸化炭素や水蒸気などのガスが赤外線を吸収・放射することを実験で確認し、地球の温度を保つ「温室効果」の仕組みを初めて定量的に示した人物の一人です。この研究は現代の気候変動科学の礎となっています。
さらに、細菌の存在を証明する実験(ティンダリゼーション)にも取り組み、自然発生説の否定に貢献しました。科学の大衆普及にも熱心で、わかりやすい講演や著作を通じて幅広い聴衆に科学を伝えた人物としても評価されています。
使い方・例文
森の中で木漏れ日が光の筋として見えるのはティンダル現象の一例で、化学や物理の授業でしばしば取り上げられます。
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