ジョン・キーツとは?
じょんきーつ
ジョン・キーツはイギリス・ロマン主義の詩人で、美と感覚を追求した詩で知られ、25歳という短い生涯に数多くの名詩を遺しました。
ジョン・キーツ(1795〜1821年)は、バイロン・シェリーとともに第二世代イギリス・ロマン主義の三大詩人に数えられます。ロンドンに生まれ、外科医の資格を取得する一方で詩作に情熱を注ぎ、わずか25歳で結核により世を去りました。
キーツ詩学の中心にあるのは「美」の探求です。彼は「美は真であり、真は美である(Beauty is truth, truth beauty)」という言葉に象徴されるように、感覚的な美しさの中に最高の真実を見出そうとしました。この姿勢は「負の能力(Negative Capability)」という概念にも表れており、不確かさや矛盾を理性で解決しようとせず、詩的想像力で受け入れる能力を重視しました。
主な代表作として次の詩が挙げられます。
- 『ナイチンゲールに寄せるオード』——美と死の狭間で歌う不死の鳥を詠んだ名作
- 『ギリシアの壺のオード』——時間を超えた美の永遠性を讃えた詩
- 『秋に(To Autumn)』——秋の実りと移ろいを感覚豊かに描いた抒情詩
生前は批評家から厳しく評価されることもありましたが、死後に再評価され、英詩史上最も愛される詩人の一人となりました。ラファエル前派や19世紀末の唯美主義にも大きな影響を与えています。
使い方・例文
英文学の詩の授業で感覚的な美の表現を学ぶ際、キーツの「ギリシアの壺のオード」は必ず読まれる古典的な詩のひとつです。
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