ジョアン6世 (ポルトガル王)とは?
じょあんろくせい
ジョアン6世とは、19世紀ポルトガルの国王で、ナポレオン戦争期にブラジルへ宮廷ごと移転し、ブラジル独立の土台を作ったことで知られる人物です。
ジョアン6世(João VI、1767〜1826年)は、ブラガンサ朝のポルトガル国王で、1816年から1826年まで在位しました。摂政として統治した期間(1799〜1816年)を含めると、その権力行使は長期にわたります。
彼の治世で最も注目される出来事は、1807年のナポレオン・ボナパルトによるポルトガル侵攻です。フランス軍の進撃を前に、ジョアン6世は王室・政府・貴族を含むおよそ1万5000人の大規模な随行団を率いてブラジル(当時の植民地)のリオデジャネイロへ移転しました。これは近代史において王室が植民地へ完全移転した稀有な例です。
ブラジルでの統治期間中の主な出来事は以下のとおりです。
- 1808年、リオデジャネイロに王室を移し、ブラジルを本国と同等の地位に引き上げた。
- 各地に大学・図書館・植物園などを設立し、ブラジルの近代化を促進した。
- 1815年にブラジルを「ブラジル連合王国」として本国と対等の地位に格上げした。
1821年に帰国した後、ブラジルに残した息子ペドロ1世が翌1822年にブラジルの独立を宣言しました。ジョアン6世の決断はブラジル独立の伏線となり、南米史に大きな影響を与えました。
使い方・例文
「ナポレオン戦争の影響を世界規模で学ぶ授業では、ジョアン6世のブラジル移転がヨーロッパ以外への波及効果の事例として紹介される。」
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