ジュリアス・ニエレレとは?
じゅりあすにえれれ
ジュリアス・ニエレレはタンザニアの初代大統領で、アフリカ社会主義「ウジャマー」を掲げて独立後の国家建設を主導した政治家です。
ジュリアス・ニエレレ(Julius Nyerere、1922〜1999年)はタンザニアの政治家で、タンガニーカ(後のタンザニア)の独立運動を率い、同国の初代大統領(1964〜1985年)を務めました。「ムワリム(先生)」という敬称で親しまれ、アフリカの偉大な指導者の一人として広く尊敬されています。
ニエレレは独自のアフリカ社会主義思想である「ウジャマー」を提唱しました。ウジャマーとはスワヒリ語で「家族精神」または「共同体主義」を意味し、アフリカの伝統的な共同体生活を基盤に、資本主義でもソ連型共産主義でもない第三の道を目指すものでした。農村部への農民集団移住(ビジジ政策)はこの理念に基づくものでしたが、経済的には必ずしも成功したとはいえず、批判も受けました。
政治面では、1964年にタンガニーカとザンジバルを統合してタンザニア連合共和国を樹立し、多様な民族・宗教を抱えながら国内統一を維持しました。また、アパルトヘイト下の南アフリカに対する経済制裁の推進や、ウガンダのイディ・アミン政権打倒への軍事介入(1978〜1979年)など、アフリカ大陸の政治にも積極的に関与しました。
ニエレレは1985年に自ら退任し、平和的な政権移譲の模範を示しました。その清廉な姿勢とアフリカ統一への貢献から、死後もアフリカ全土で高く評価されています。
使い方・例文
アフリカの独立後の政治史や開発経済学を学ぶ際、ジュリアス・ニエレレはウジャマー政策の提唱者として頻繁に登場します。
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