ジャン=ポール・サルトルとは?
じゃんぽーるさるとる
ジャン=ポール・サルトルは、実存主義を代表するフランスの哲学者・作家で、1964年のノーベル文学賞を辞退したことでも知られます。
ジャン=ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre、1905〜1980年)は、フランスを代表する哲学者・小説家・劇作家・批評家です。20世紀最大の知識人の一人として、文学・哲学・政治の各分野で多大な影響を与えました。
サルトルの思想の核心は「実存主義」にあります。「実存は本質に先立つ」という命題に象徴されるように、人間はあらかじめ決まった本質や目的を持って生まれるのではなく、自由な選択と行動によって自己を作り上げていく存在だと主張しました。この自由はしかし、避けられない「責任」とセットであり、その重さが人間の「不安」の源でもあるとしました。
主な代表作には以下があります。
- 哲学書『存在と無』(1943年)— 実存主義の主著
- 小説『嘔吐』(1938年)— 実存主義的不安を描いた長編
- 戯曲『出口なし』(1944年)— 「他者とは地獄だ」の名言で知られる
パートナーであるシモーヌ・ド・ボーヴォワールとの「契約結婚」も有名で、既成の価値観に縛られない生き方を体現しました。1964年のノーベル文学賞を「作家はいかなる制度的栄誉も受け入れるべきでない」として辞退したことは、文学史上の逸話として語り継がれています。
使い方・例文
「哲学の授業で実存主義を学ぶ際、ジャン=ポール・サルトルの名前と『実存は本質に先立つ』という言葉は必ず登場します。」
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