ジャック・ハダマールとは?
じゃっくはだまーる
ジャック・ハダマールとは、19〜20世紀に活躍したフランスの数学者で、素数定理の証明など解析学・関数解析の発展に多大な貢献をした人物です。
ジャック・ハダマール(Jacques Hadamard、1865〜1963年)は、フランス出身の数学者です。約98年という長寿を全うし、19世紀末から20世紀中盤にかけて数学の多くの分野において先駆的な業績を残しました。
ハダマールの最も有名な業績の一つは、1896年に独立してシャルル・ド・ラ・ヴァレー=プーサンとほぼ同時期に証明した「素数定理」です。これは、自然数の中に素数がどのような頻度で出現するかを精密に記述するもので、解析数論の金字塔とされています。
他にも彼の名を冠した概念・定理が数学の各所に登場します。
- ハダマール行列:直交性を持つ特殊な行列
- ハダマールの不等式:行列式に関する重要な不等式
- ハダマールの三円定理:複素解析における定理
- 偏微分方程式の適切な問題(well-posed problem)の概念化
また彼は数学的思考の心理学にも関心を持ち、著書『数学における発明の心理学』は、数学者がいかにして新しいアイデアを得るかを考察した古典として今も読まれています。パリ大学などで教鞭をとり、多くの数学者を育てた教育者でもありました。
使い方・例文
数学史や解析学の教科書で「ハダマールの素数定理証明」や「ハダマール行列」として言及されます。
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