ジャック・ドゥミとは?
じゃっくどぅみ
ジャック・ドゥミとは、フランスのヌーヴェルヴァーグを代表する映画監督で、ミュージカルと詩情あふれる映像美で知られる人物です。
ジャック・ドゥミ(1931〜1990)は、フランスのロワール地方ポン=ノワール出身の映画監督です。1960年代のヌーヴェルヴァーグ運動の一翼を担いながらも、ゴダールやトリュフォーとは一線を画す独自の詩的・ロマンティックな作風を確立しました。
代表作は1964年の『シェルブールの雨傘』で、台詞のすべてを歌で表現するオペレッタ形式の革新的な映画として世界的に注目されました。この作品はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、ミシェル・ルグランの音楽と鮮やかな色彩設計があいまって映画史に残る一作となっています。続く1967年の『ロシュフォールの恋人たち』ではカトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック姉妹を起用し、ハリウッドミュージカルへのオマージュを表現しました。
ドゥミの映画には以下のような特徴があります。
- 全編歌唱による叙情的な物語展開
- 鮮やかな色彩と美術へのこだわり
- 恋愛と別れをテーマにした切ない結末
- ミシェル・ルグランとの長年にわたる音楽的コラボレーション
晩年はHIV/エイズに起因する病に倒れ、1990年に59歳で逝去しました。妻は映画監督のアニエス・ヴァルダで、ヴァルダは後にドゥミの生涯を描いたドキュメンタリー『ジャック・ドゥミの少年期』を制作しています。
使い方・例文
「映画の授業でフランス映画の色彩美を学ぶとき、ジャック・ドゥミの『シェルブールの雨傘』がよく取り上げられる。」
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