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アニエス・ヴァルダとは?

あにえすう゛ぁるだ

アニエス・ヴァルダは、フランスヌーヴェルヴァーグを代表する女性映画監督で、実験的かつ個人的な視点の映画・ドキュメンタリーで世界に影響を与えた巨匠です。

アニエス・ヴァルダ(Agnès Varda、1928〜2019年)は、ベルギーブリュッセル出身でフランスを拠点に活動した映画監督写真家です。ソルボンヌ大学で美術史を学んだ後、独学で映画制作を習得しました。

1954年に長編デビュー作『ラ・ポワント・クールト』を発表。これはヌーヴェルヴァーグより先駆けた作品とされ、ヴァルダは「ヌーヴェルヴァーグの祖母」と呼ばれることもあります。代表作『5時から7時のクレオ』(1962年)は、リアルタイムに近い時間軸で一人の女性の孤独と生死への向き合いを描き、映画史に名を残す傑作となりました。

ヴァルダの映画の特徴として次のような点が挙げられます。

  • フィクションとドキュメンタリーの境界を意図的に曖昧にする手法
  • 女性の視点・日常・身体を主題とした先進的なフェミニスト的アプローチ
  • 記憶・時間・喪失といった普遍的テーマの詩的な探求
  • 晩年はデジタルカメラを自ら操り、軽快な自己言及的ドキュメンタリーを制作

夫であり映画監督のジャック・ドゥミとの共同作業でも知られ、彼の死後に制作したドキュメンタリー『ジャック・ドゥミの少年期』(1991年)は深い愛情に満ちた傑作です。2017年のドキュメンタリー『顔たち、ところどころ』は高い評価を受け、アカデミー賞にノミネートされました。

使い方・例文

映画『5時から7時のクレオ』はアニエス・ヴァルダの代表作として映画史の授業でよく取り上げられ、女性映画監督の先駆者を語る際に必ず名が挙がります。

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