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ジャック・ドゥボシェとは?

じゃっくどぅぼしぇ

ジャック・ドゥボシェとは、生体分子を高解像度観察できるクライオ電子顕微鏡法の開発に貢献し、ノーベル化学賞を受賞したスイスの生物物理学者です。

ジャック・ドゥボシェ(1942年〜)は、スイス出身の生物物理学者で、クライ電子顕微鏡(クライオEM)法の開発に関する功績により、2017年にノーベル化学賞を受賞しました。同賞はヨアキム・フランクとリチャード・ヘンダーソンとの共同受賞です。

クライオ電子顕微鏡法とは、試料を超低温(液体エタンなどを用いて約マイナス196度以下)で急速凍結することで、生体分子を自然に近い状態のまま観察する手法です。ドゥボシェは1980年代、電子顕微鏡で水溶液中の生体試料を観察する際の最大の障壁だった「水の結晶化」問題を解決しました。急速凍結によって水をガラス状(非晶質)に固定することで、細胞や生体分子を結晶化させずにそのままの構造で保存・撮影することを可能にしたのです。

この技術革新により、タンパク質・ウイルス・核酸などの三次元構造を原子レベルに迫る解像度で解析できるようになりました。医薬品開発においては薬の標的となるタンパク質の精密な立体構造の把握に役立てられており、現代の構造生物学・創薬研究に不可欠な手法となっています。新型コロナウイルスのスパイクタンパク質構造解析にもクライオEM技術が活用されました。

使い方・例文

ウイルスやタンパク質の三次元構造を解析する研究の場面、または構造生物学・創薬の最新技術を解説する記事でジャック・ドゥボシェの業績が紹介されます。

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