ジメチルスルホキシドとは?
じめちるするほきしど
ジメチルスルホキシドとは、硫黄を含む有機化合物で、あらゆる溶媒に混ざる性質を持つ万能溶剤です。
ジメチルスルホキシド(英: dimethyl sulfoxide、略称: DMSO)は、化学式(CH₃)₂SOで表される有機硫黄化合物です。常温では無色透明の液体で、特有のわずかな臭いがあります。
最大の特徴は、水・アルコール・アセトンなどの極性溶媒だけでなく、多くの有機溶媒とも任意の割合で混合できる点にあります。この広い溶解性から、化学実験や工業プロセスにおいて汎用性の高い溶媒として広く利用されています。また、双極性非プロトン性溶媒の代表例としてNMR分光法の測定溶媒にも使われます。
生物医学的な用途も重要で、DMSOは細胞膜を浸透する能力があるため、薬物を皮膚から体内に運ぶ担体としての研究が続けられています。また、生体組織や細胞を凍結保存する際の凍害防止剤(クライオプロテクタント)としても不可欠な試薬です。骨髄移植における造血幹細胞の保存にも実用化されています。
一方、皮膚から速やかに浸透するため、取り扱い時には保護手袋の着用が推奨されます。純度の高いDMSOは比較的安全ですが、不純物を含む場合は皮膚経由で有害物質を体内に取り込むリスクがあります。
使い方・例文
化学の実験室では、水に溶けにくい有機化合物をDMSOに溶かしてから生理食塩水で希釈し、細胞実験に用いる場面がよく見られます。
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