ジッドとは?
じっど
ジッドとは、フランスの小説家・批評家アンドレ・ジッドのことで、「狭き門」「田園交響楽」などの作品で知られ、1947年にノーベル文学賞を受賞した20世紀フランス文学の巨人です。
アンドレ・ポール・ギヨーム・ジッド(1869〜1951年)は、フランス・パリ生まれの小説家・劇作家・批評家です。プロテスタントの家庭に育ち、キリスト教道徳と個人の自由・官能との葛藤が生涯の主要テーマとなりました。
代表作には「狭き門」(1909年)、「田園交響楽」(1919年)、「贋金つかい」(1925年)などがあります。「狭き門」は宗教的献身と世俗的な愛の相克を描いた作品で、日本でも広く読まれています。「贋金つかい」は彼唯一の「長編小説」と自ら位置づけた実験的な作品で、入れ子構造のメタフィクションとして高い評価を受けています。
ジッドは同性愛を公言した最初の著名なフランス人文学者のひとりでもあり、その告白的著作「コリドン」(1924年)は当時大きな論争を呼びました。またソ連を訪問した後に「ソ連からの帰還」(1936年)を書いてソビエト体制を批判するなど、政治的な発言でも注目を浴びました。1947年のノーベル文学賞は「自由を尊重しつつ人間の真実を勇敢に描いた幅広い著作」に対して贈られました。
使い方・例文
フランス文学の授業で「ジッドの『狭き門』はプロテスタンティズムと恋愛の葛藤を描いた名作だ」と紹介されます。
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