ジェラール・フィリップとは?
じぇらーるふぃりっぷ
ジェラール・フィリップとは、フランスが誇る映画・舞台の二刀流俳優で、端正な容姿と豊かな表現力で戦後フランスを代表するスターとなった人物です。
ジェラール・フィリップ(1922〜1959年)は、フランス・カンヌ生まれの俳優で、映画と舞台の両分野で傑出した才能を発揮した20世紀フランス演劇・映画界の宝とも呼ばれる存在です。
パリの国立演劇学校で学んだ後、1940年代から舞台に立ち、その後映画界にも進出しました。1947年の映画『肉体の悪魔』でルネ・クレマン監督のもと主演を務め、一躍フランス中の注目を集めます。以降、『デビルのブランコ』『赤と黒』『モンパルナスの灯』など数々の名作に出演し、知性と感性を兼ね備えた演技で高い評価を受けました。
舞台俳優としてもTNP(フランス国立民衆劇場)で活躍し、コルネイユやシェイクスピアなどの古典作品に取り組みました。舞台と映画の双方で第一線に立ち続けた点は、後世の俳優たちにとって大きな手本となっています。
端正な容姿とともに、社会的・政治的な意識の高さでも知られ、平和運動にも積極的に関わりました。しかし1959年、わずか36歳という若さで肝臓がんのため早世。その早すぎる死は、フランス全土に大きな悲しみをもたらしました。フランス映画史において「永遠の若きスター」として今も語り継がれています。
使い方・例文
フランス映画や演劇の歴史を学ぶ際に必ず登場する名前です。「ジェラール・フィリップのような知性的な二枚目」という言い回しで、容姿と才能を兼ね備えた俳優を称えるときに使われることもあります。
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