ジアルジアとは?
じあるじあ
ジアルジアとは、汚染された水や食物を介して人の小腸に寄生し、下痢などの消化器症状を引き起こす単細胞の寄生原虫です。
ジアルジア(Giardia)は、鞭毛を持つ原虫(Giardia intestinalis、別名 Giardia lamblia)で、人や多くの哺乳類の小腸に寄生します。世界中に分布し、特に衛生環境が整っていない地域や、汚染された河川・湖の水を飲む機会がある場所での感染リスクが高いです。
感染は主にシスト(嚢子)と呼ばれる耐久性の高い形態の摂取によって起こります。感染経路は以下の通りです。
- 汚染された飲料水・湧き水の摂取
- 感染者の糞便に汚染された食物の摂取
- 感染した人やペットとの接触による経口感染
腸内に入ったシストは栄養型(トロフォゾイト)に変化し、小腸上部に付着して増殖します。潜伏期間は1〜3週間で、症状には水様性下痢、腹部膨満感、鼓腸、悪心、脂肪便などがあります。慢性化すると栄養吸収障害や体重減少を招くこともあります。
診断は便の顕微鏡検査や抗原検査で行われ、治療にはメトロニダゾールなどの抗原虫薬が用いられます。旅行者下痢症の原因としても知られ、「旅行者のお腹の敵」とも呼ばれることがあります。
使い方・例文
登山やキャンプで山の湧き水をそのまま飲んだ後、長引く下痢や腹部の張りが続く場合、ジアルジア症の可能性があります。
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