シールドウォールとは?
しーるどうぉーる
シールドウォールとは、盾を横一列に並べて壁のように連結する古代・中世の集団防御戦術のことです。
シールドウォール(Shield Wall)とは、複数の戦士が盾を横に並べて密着させ、まるで一枚の壁のように形成する集団防御・攻撃の陣形です。古代ギリシャのホプリテス(重装歩兵)が用いたファランクスにも共通する発想であり、北欧のヴァイキングやアングロ=サクソン人の戦闘でも広く活用されました。
この陣形の基本的な仕組みは、各戦士が自分の盾を左隣の戦士の盾に重ね合わせるように持ち、全体で隙間のない防壁を作ることにあります。前列が盾で敵の攻撃を受け止め、後列の戦士が槍や剣で攻撃するという連携が一般的でした。密集することで個々の防御力を大幅に高め、騎馬や矢に対しても一定の有効性を発揮しました。
歴史的に有名な例としては、1066年のヘイスティングズの戦いが挙げられます。アングロ=サクソン軍がシールドウォールを展開してノルマン軍の攻勢を長時間防いだことが記録されています。また、古ノルド語の「スキャルドボルグ(skjaldborg)」はこの陣形を指す語として文学作品にも登場します。
現代では歴史的な戦術の文脈だけでなく、デモや暴動鎮圧における機動隊の盾を連ねた防御隊形を指す場合にも同じ語が用いられます。戦争・格闘ゲームや歴史小説・映画などでも頻繁に登場する概念です。
使い方・例文
ヴァイキングの戦闘場面を描いたドラマや歴史小説で、「シールドウォールを組め」という号令とともに戦士たちが盾を連ねて敵の矢を防ぐ場面が登場します。
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