シャーレとは?
しゃーれ
シャーレとは、細菌や細胞の培養・観察に使われる、蓋つきの浅い円形皿型のガラスまたはプラスチック製実験器具です。
シャーレ(Schale)は、生物学・医学・食品科学などの実験室で微生物の培養や細胞の観察に使われる浅い円形の皿型容器です。発明者とされるドイツの細菌学者ユリウス・リヒャルト・ペトリにちなんで「ペトリ皿(Petri dish)」とも呼ばれます。「シャーレ」はドイツ語で「皿」を意味する言葉に由来します。
構造はシンプルで、底の浅い皿とそれよりわずかに大きな蓋からなります。蓋は密閉ではなくかぶせるだけで、培養中の空気の流通を保ちつつ外部からの異物混入を防ぎます。材質はガラス製(繰り返し使用・滅菌可能)とプラスチック製(使い捨て)の2種類があり、現代の研究機関では使い捨てプラスチック製が主流です。
主な使用場面としては以下のものがあります。
- 寒天培地を流し込んで細菌・カビ・酵母を培養する。
- 食品検査での菌のコロニー数計測。
- 細胞生物学での細胞培養。
- 生物・化学実験での試料の観察や化学反応の実施。
細菌学の発展とともに広まったシャーレは、感染症の診断・食品衛生管理・新薬の開発など、現代医学・産業の広い分野を支える基本器具です。学校の理科室から最先端の研究機関まで、実験の象徴的な存在として広く知られています。
使い方・例文
学校の生物実験で、培地を入れたシャーレに手の指を触れてからふたをして数日置くと、指の常在菌がコロニー(集落)を形成する様子を観察できます。
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