シャープール1世とは?
しゃーぷーるいっせい
シャープール1世とは、3世紀のサーサーン朝ペルシアの王で、ローマ帝国を相手に大きな勝利を収めた中東古代史の重要人物です。
シャープール1世(在位:約240〜270年)は、サーサーン朝ペルシアの第2代国王です。父アルダシール1世が創設したサーサーン朝をさらに強大化させ、東西へ版図を広げました。
最も著名な功績はローマ帝国との戦いです。3度の大規模遠征を行い、259〜260年ごろのエデッサの戦いではローマ皇帝ウァレリアヌスを捕虜にするという、ローマ史上きわめて稀な出来事を成し遂げました。この歴史的勝利はナクシェ・ロスタムなどの岩壁浮彫(レリーフ)に刻まれ、現在もイランに残っています。
国内ではゾロアスター教を保護しつつも、マニ教の創始者マニを宮廷に招いてその教えに関心を示しました。また征服地の住民をペルシア国内に移送して都市建設に活用するなど、実用的な人口・技術政策も採りました。
シャープール1世の治世は、サーサーン朝が単なる地方王朝を超え、ローマと対等に渡り合う大帝国としての地位を確立した時代として高く評価されています。
使い方・例文
古代ペルシアやローマ帝国の歴史を学ぶ際に、ローマ皇帝を捕虜にした王としてシャープール1世の名が挙がります。
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