シェイピングとは?
しぇいぴんぐ
シェイピングとは、望ましい行動を少しずつ段階的に強化して目標の行動へと導く、行動変容の技法のことです。
シェイピング(shaping)は、行動分析学や心理学における行動変容の技法で、最終的に達成させたい目標行動を一度に求めるのではなく、それに近い行動から少しずつ強化(ほめるなどのフィードバック)を与えながら段階的に目標へと近づけていく方法です。
アメリカの心理学者B.F.スキナーが提唱した「オペラント条件づけ」の応用手法のひとつで、「逐次接近法」とも呼ばれます。最初はゆるやかな基準を設けて強化し、徐々に要求水準を高めていくことで、自然では起こりにくい複雑な行動を引き出すことができます。
シェイピングの基本的な手順は次のとおりです。
- 最終的な目標行動を明確に定める
- 現在の行動から目標行動までの段階(スモールステップ)を設計する
- 目標に近い行動が現れたらすかさず強化する
- できるようになったら次の段階へ基準を上げる
- これを繰り返して目標行動に到達させる
動物のトレーニング(芸を覚えさせる)で古くから活用されてきましたが、現在は教育・リハビリテーション・スポーツ指導・組織開発など幅広い分野で応用されています。子どもの学習支援や特別支援教育でも重要な技法のひとつとして位置づけられています。
使い方・例文
子どもがひとりで着替えられるよう、最初はボタンを一つはめるだけでほめ、次第に全て自分でできるまで段階的に目標を上げていく指導はシェイピングの典型的な例です。
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