サーストンとは?
さーすとん
サーストンはアメリカの数学者で、3次元多様体の幾何化予想を提唱し位相幾何学に革命をもたらしたフィールズ賞受賞者です。
ウィリアム・サーストン(William Paul Thurston、1946〜2012年)はアメリカの数学者で、3次元多様体の研究に革命をもたらした人物です。フィールズ賞を1982年に受賞しました。
サーストンの最大の業績は「幾何化予想(Geometrization Conjecture)」の提唱です。これは、あらゆる3次元多様体が8種類の標準的な幾何構造のいずれかに分解できるという大胆な主張で、ポアンカレ予想を特殊ケースとして含む非常に一般的な命題でした。この予想は後にグレゴリー・ペレルマンによって完全に証明されました。
サーストンは双曲幾何学を3次元多様体の研究に本格的に取り込んだことでも知られ、それまで代数的・組み合わせ論的な手法が中心だったこの分野に幾何学的直観をもたらしました。また、葉層構造(foliations)の研究でも重要な成果を挙げています。
教育者としても優れており、「数学的理解とは何か」について独自の哲学を持ち、論文やエッセイで発信し続けました。コーネル大学やプリンストン大学などで教鞭をとり、多くの優秀な数学者を育てました。
使い方・例文
3次元位相幾何学や双曲幾何学の解説で「サーストンの幾何化予想」として登場します。ポアンカレ予想の解説でも重要な前史として言及されます。
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