サンクコスト効果とは?
さんくこすとこうか
「効果」の用語まとめを見るサンクコスト効果とは、すでに費やしてしまった時間・お金・労力を惜しむあまり、合理的でない選択を続けてしまう心理的傾向のことです。
サンクコスト効果(sunk cost effect)とは、回収できない過去のコスト(サンクコスト=埋没費用)に引きずられ、本来は撤退・変更すべき状況でも行動を続けてしまう心理的傾向のことです。「コンコルドの誤謬」とも呼ばれ、行動経済学や心理学の分野で広く研究されています。
経済合理性の観点では、意思決定の際に考慮すべきは「これからかかるコストとリターン」であり、すでに失った費用は関係ありません。しかし人は損失を回避したいという心理(損失回避バイアス)が強く働くため、「もったいない」「ここまでやったのに」という感情が判断を歪めます。
サンクコスト効果が現れる典型的な場面には次のようなものがあります。
- 面白くないのに映画館を途中退場できない(チケット代を払ったから)
- 不振のプロジェクトに追加投資を続ける(これまでの費用が惜しいから)
- 合わない交際相手との関係を続ける(長くつきあってきたから)
- 上達しないゲームをやめられない(時間を費やしてきたから)
この効果を理解することで、感情ではなく将来の見通しに基づいた判断を下せるようになります。ビジネスや投資の現場では、サンクコストを切り離して考える「損切り」の重要性がしばしば強調されます。意思決定の質を高めるために知っておきたい認知バイアスの一つです。
使い方・例文
「もう3時間並んだのだからと、さらに1時間並び続ける」という行動は、サンクコスト効果の典型的な例として説明されます。
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