サルコペニア評価とは?
さるこぺにあひょうか
サルコペニア評価とは、加齢などによる筋肉量・筋力・身体機能の低下を検査・測定によって診断するプロセスで、転倒・要介護リスクの把握や介入計画の立案に用いられます。
サルコペニア評価とは、「サルコペニア(Sarcopenia)」すなわち加齢・疾患・活動量低下などにより骨格筋量と筋機能が低下した状態を、定量的に診断・評価するプロセスです。サルコペニアは転倒・骨折・要介護・死亡リスクの上昇と関連することから、早期発見・早期介入が重視されます。
代表的な評価ガイドラインとしてアジア人向けのAWGS(Asian Working Group for Sarcopenia)基準があり、以下の三項目の測定に基づいて診断されます。
- 筋肉量:DXA(二重エネルギーX線吸収測定)またはBIA(生体電気インピーダンス法)で四肢骨格筋量を測定。身長の二乗で補正した骨格筋指数(SMI)が基準値を下回るかを確認します。
- 筋力:握力測定が簡便で広く使われます(男性28kg未満、女性18kg未満などが目安)。
- 身体機能:歩行速度(通常0.8〜1.0m/秒が閾値)やSPPB(短身体機能評価)、5回椅子立ち上がりテストなどを用います。
スクリーニングツールとしてSARC-F(5項目の質問票)が普及しており、外来や健診でも簡便に使えます。評価結果をもとに、運動療法(レジスタンス運動)・栄養介入(たんぱく質摂取の充実)・基礎疾患の治療が組み合わせて行われます。
使い方・例文
高齢外来患者にSARC-Fで問診したところ点数が高く、握力とBIAで筋肉量を測定した結果サルコペニアと診断、週2回のリハビリと高たんぱく食の指導につなげる、というのが評価から介入までの流れです。
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