サタンとは?
さたん
サタンとは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などアブラハムの宗教において、神に敵対する悪の化身・悪魔の王として描かれる存在です。
サタン(Satan)は、ヘブライ語の「שָׂטָן(サーターン)」を起源とする言葉で、もとは「妨害する者・告発者・反対者」を意味します。旧約聖書(ヘブライ語聖書)では神の法廷において人間を告発する役割として登場しますが、後のキリスト教神学においては神に反旗を翻した堕天使の長、すなわち悪の根源として位置づけられるようになりました。
各宗教・文化圏でのサタン観には違いがあります。
- ユダヤ教:神の許可のもとで試練を与える「試験者」的な役割(ヨブ記に登場)
- キリスト教:「ルシファー」とも呼ばれる堕天使、地獄の支配者、人間を誘惑する悪魔
- イスラム教:「イブリース」とも呼ばれ、アッラーに反抗してアダムへの礼拝を拒否した存在
- 西洋文化:中世以降、角や尻尾を持つ悪魔のイメージが定着し、文学・芸術で広く描かれた
サタンという存在は、悪・誘惑・堕落・反逆のシンボルとして宗教的文脈を超え、西洋文化全般に深く根づいています。ダンテの「神曲」やミルトンの「失楽園」にも中心的な悪役として登場し、現代のホラー小説・映画・ゲームにも広く影響を与えています。
使い方・例文
キリスト教の聖書では、イエスが荒野で40日間断食する場面でサタンが現れ誘惑を試みるエピソードが描かれています。
この用語をシェア
最終更新: