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ゴシック小説とは?

ごしっくしょうせつ

ゴシック小説とは、18世紀後半にイギリスで生まれた、恐怖・超自然・暗黒的な雰囲気を特徴とする文学ジャンルです。

ゴシック小説(Gothic fiction)は、18世紀後半のイギリスを発祥とする文学ジャンルで、恐怖・神秘・超自然現象・廃墟や古城といった暗黒的な舞台設定を特徴とします。ホレス・ウォルポールの『オトラント城』(1764年)が嚆矢とされ、以後アン・ラドクリフ、マシュー・グレゴリー・ルイスらによって発展しました。

ゴシック小説を構成する主な要素として、以下が挙げられます。

  • 廃墟の城・修道院・地下牢など、中世的な閉塞空間
  • 幽霊・吸血鬼・怪物など超自然的存在
  • 秘密・陰謀・抑圧された過去
  • ヒロインが孤立無援の状況で恐怖に直面する構図
  • 崇高(サブライム)と恐怖が混在する風景描写

19世紀に入ると、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』(1818年)、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』(1897年)など、近代文学の重要作品を生み出しました。また、エドガー・アラン・ポーのアメリカン・ゴシックや、夏目漱石以降の日本文学にも影響が及んでいます。

20〜21世紀にはゴシック・ホラー映画、ダーク・ファンタジー、ゴシック音楽・ファッションなど多方面に派生し、現代サブカルチャーにも深く根付いています。文学研究においては、ジェンダー・権力・無意識の抑圧といった観点から再評価されています。

使い方・例文

ゴシック小説は、ホラー映画や吸血鬼をテーマにした作品の原点として語られるほか、文学史の授業やホラー小説の解説で「ゴシック小説の系譜」として頻繁に登場します。

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