ゲンノショウコとは?
げんのしょうこ
ゲンノショウコとは、日本全土に自生するフウロソウ科の多年草で、昔から整腸薬・下痢止めとして利用されてきた薬草です。
ゲンノショウコ(現の証拠、学名:Geranium thunbergii)は、フウロソウ科(Geraniaceae)に属する多年草です。日本・朝鮮半島・中国に分布し、日本では北海道から九州まで広く自生しています。
名前の由来:「飲んですぐに効果が現れる証拠」という意味から「現の証拠(ゲンノショウコ)」と名付けられたとされます。昔の民間薬の中でも特に即効性で知られていました。
形態:草丈は30〜50cm程度で、葉は手のひら状に深く切れ込みます。花期は夏〜秋(7〜10月)で、5枚の花びらを持つ小さな花を咲かせます。西日本では白色の花が多く、東日本では赤紫色の花が多い傾向があります。果実は熟すと5つに裂けて種を飛ばし、その形がみこし(神輿)に似ることから「ミコシグサ」とも呼ばれます。
薬効と利用:全草を乾燥させたものを「現草(ゲンソウ)」と呼び、日本薬局方にも収載されています。タンニン・クエルセチンなどの成分を含み、整腸・収斂・止瀉(下痢止め)作用があるとされます。煎じ薬として飲むほか、入浴剤・湿疹の外用薬としても利用されてきました。
使い方・例文
野山や道端でよく見かける野草で、下痢や胃腸の不調があるときに全草を煎じて飲む民間薬として知られています。ドクダミ・センブリと並んで日本三大民間薬のひとつに数えられています。
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