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ゲノム編集作物とは?

げのむへんしゅうさくもつ

CRISPR-Cas9などのゲノム編集技術を用いて、特定の遺伝子を改変・改良した農作物のことです。

ゲノム編集作物とは、CRISPR-Cas9(クリスパーキャスナイン)などのゲノム編集技術によって、植物が元々持つDNAの特定箇所を精密に改変した農作物です。外来遺伝子を導入する「遺伝子組換え作物(GMO)」とは区別されることが多く、自然界の突然変異や交配育種で起きうる変化に近い改変として位置付けられています。

ゲノム編集では、分子「はさみ」に相当するタンパク質(Cas9など)がRNAの案内によって狙った遺伝子の位置を切断し、遺伝子の機能を失わせたり(ノックアウト)、置換・修正したりします。これにより従来の育種では数十年かかっていた品種改良が短期間で実現します。

実用化・研究段階の主な例としては以下があります。

  • アクリルアミドが生成されにくいジャガイモ
  • 血圧上昇を抑えるGABA高含有トマト(日本で初の実用化例)
  • 収量向上・病害虫抵抗性を持つイネ・コムギ
  • 長期保存が可能なバナナ

日本では農林水産省の届出制度のもとでゲノム編集作物が市場に流通し始めています。規制のあり方は国によって大きく異なり、欧米や各国での法整備が続いています。安全性・環境影響・倫理面での社会的議論も継続中です。

使い方・例文

日本では、血圧を下げる働きを持つGABAを高濃度に含むゲノム編集トマトが家庭菜園用の苗として販売されており、ゲノム編集作物の初の一般流通例として注目されました。

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