ケプラーの第一法則とは?
けぷらーのだいいちほうそく
「法則」の用語まとめを見るケプラーの第一法則とは、惑星は太陽を一方の焦点とする楕円軌道を描いて公転するという天体運動の法則です。
ケプラーの第一法則(Kepler's first law)は、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーが1609年に発表した惑星運動に関する法則で、「楕円軌道の法則」とも呼ばれます。それまでコペルニクスやガリレオが主張していた円軌道説を修正し、惑星の軌道が楕円であることを初めて明確に示した点で画期的でした。
法則の内容は「すべての惑星は、太陽をひとつの焦点とする楕円上を公転する」というものです。楕円は円を引き伸ばした形で、2つの焦点を持ちます。太陽はその焦点のひとつに位置しており、軌道の中心ではありません。そのため、惑星と太陽の距離は公転の過程で変化し、最も近い点を近日点、最も遠い点を遠日点と呼びます。
地球の場合、軌道はほぼ円に近い楕円(離心率約0.017)ですが、火星(離心率約0.093)や冥王星(離心率約0.25)のように扁平な楕円軌道を持つ天体も存在します。彗星の中には非常に細長い楕円軌道を描き、数百年に一度しか太陽に接近しないものもあります。
この法則はケプラーの第二・第三法則とあわせて「ケプラーの法則」を構成し、後にニュートンが万有引力の法則を確立する際の重要な手がかりとなりました。現代では人工衛星や惑星探査機の軌道計算にも応用されています。
使い方・例文
地球が1月初旬(近日点)に太陽に最も近く、7月初旬(遠日点)に最も遠くなるのは、ケプラーの第一法則が示す楕円軌道の特性によるものです。
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