グレシャムの法則とは?
ぐれしゃむのほうそく
「法則」の用語まとめを見るグレシャムの法則とは、「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉で知られる、品質の劣る貨幣が流通を支配する経済現象の法則です。
グレシャムの法則(Gresham's Law)とは、金属貨幣が流通する経済において、素材価値の低い「悪貨」が素材価値の高い「良貨」を市場から追い出してしまうという現象を説明した経済学上の法則です。「悪貨は良貨を駆逐する(Bad money drives out good)」という格言として広く知られています。
16世紀のイングランドの財政家トーマス・グレシャムの名にちなんで命名されましたが、同様の現象は古代ギリシアやローマ時代にも観察されていました。仕組みは次のとおりです。金や銀の含有量が異なる2種類の貨幣が同じ額面で流通する場合、人々は素材価値の高い良貨を貯め込んだり輸出したりして手元に残そうとし、素材価値の低い悪貨だけを支払いに使います。その結果、市場には悪貨ばかりが出回り、良貨は流通から姿を消していきます。
この法則は現代においても比喩的に広く応用されています。
- 金融市場:信用力の低い金融商品が市場を席巻する現象
- 情報・メディア:低品質な情報が拡散し質の高い情報が埋没する状況
- 労働市場:低賃金・低品質な雇用が市場を支配する構造
使い方・例文
SNSで誤情報が拡散して正確な情報が埋もれてしまう現象は、グレシャムの法則の現代的な比喩として語られることがある。
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