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グレアム・グリーンとは?

ぐれあむぐりーん

グレアム・グリーンとは、スパイ小説や政治的テーマを宗教的・道徳的葛藤と組み合わせた作風で知られるイギリスの小説家で、20世紀英文学を代表する存在のひとりです。

グレアム・グリーン(Graham Greene、1904〜1991年)は、イギリス小説家・劇作家・映画評論家です。ケンブリッジ大学オックスフォード校を卒業後、ジャーナリスト・MI6(英国秘密情報部)の情報員としての経験を持ち、その体験が作品の随所に反映されています。

グリーンの作品の最大の特徴は、スパイ活動・政治的陰謀・戦争といった緊迫した状況を舞台としながら、カトリック的な罪・贖罪・恩寵のテーマを深く掘り下げる点です。1926年にカトリックに改宗した彼は、信仰と道徳の問題を終生のテーマとし続けました。彼自身は自らの小説を「エンタテインメント」と「小説」に区別していましたが、その境界線は曖昧で、どちらも高い文学的価値を持っています。

代表作として以下が挙げられます。

  • 『権力と栄光』(1940年)—メキシコの反宗教政策下で逃亡する神父の物語
  • 『情事の終わり』(1951年)—戦時下のロンドンを舞台にした愛と信仰の葛藤
  • 『第三の男』(1950年)—戦後ウィーンを舞台にしたスパイ・スリラー(映画化でも有名)
  • 『おとなしいアメリカ人』(1955年)—ベトナムを舞台にした政治小説

グリーンはノーベル文学賞の候補に何度も挙がりながらも受賞には至りませんでしたが、20世紀英語文学において最も重要な作家のひとりとして広く認められています。

使い方・例文

英文学の授業やスパイ小説・政治小説のジャンル解説、あるいはカトリック文学を扱った評論で、グレアム・グリーンの名前と作品が代表例として引用されます。

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