グリッシュ映画とは?
ぐりっしゅえいが
グリッシュ映画とは、D・W・グリフィスが確立・普及させた映画文法や演出技法を軸に語られる、無声映画時代の映画スタイルを指す呼称です。
グリッシュ映画とは、アメリカの映画監督デイビッド・ウォーク・グリフィス(D・W・グリフィス、1875〜1948年)の名に由来する概念で、彼が体系化・普及させた映画技法や語り口のスタイルを指します。無声映画黄金期に大きな影響を与えた彼の演出手法は、後の映画文法の礎となりました。
グリフィスが発展させた主な技法には以下のものがあります。
- クロスカッティング(交互編集):異なる場所で起きている出来事を交互につなぎ、緊張感や同時性を演出する手法
- クローズアップ:顔や手など細部を大写しにして感情を強調する技法
- アイリスショット:画面の一部を円形に切り取って注目させる演出
- ロングショットとクローズアップの組み合わせによる空間の語り口
代表作「國民の創生」(1915年)や「イントレランス」(1916年)はこれらの技法を駆使した大作として知られますが、前者は人種差別的な内容で強い批判も受けています。グリフィスの功績は映画の語り口を確立した点にありますが、その評価は作品の内容面での問題と切り離せないものとなっています。
使い方・例文
映画史や映像制作の授業で「クロスカッティングの原点」や「映画の文法を作った人物」として紹介される場面でよく登場する用語です。
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