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グスタフ・モローとは?

ぐすたふもろー

グスタフ・モローとは、19世紀フランスの象徴主義を代表する画家で、神話や聖書をテーマにした幻想的・装飾的な作品で知られます。

グスタフ・モロー(Gustave Moreau、1826〜1898年)は、フランスパリ生まれの画家です。印象主義が台頭した時代にあって一線を画し、神話聖書・東洋的主題を題材に取り上げ、豊かな色彩と細密な装飾で埋め尽くされた独自の絵画世界を構築しました。

モローの作品は、現実から切り離された夢幻的な空間に神話の人物や怪物が配置されるという点で象徴主義の典型例とされています。特にサロメスフィンクス、オルフェウスなどのテーマを繰り返し描き、官能と死、美と残酷さが交錯する世界観を表現しました。絵具を厚く重ねたマチエール(絵肌)と宝石のように輝く色彩は、見る者を異界に誘うような効果をもたらします。

代表作として以下が知られています。

  • 「オイディプスとスフィンクス」(メトロポリタン美術館所蔵):1864年のサロンで大きな成功を収めた出世作
  • 「出現」(モロー美術館所蔵):洗礼者ヨハネの首を幻視するサロメを描いた代表作
  • 「ガラテア」「オルフェウス」など神話系の大作

晩年はパリの美術学校(エコール・デ・ボザール)で教鞭をとり、マティスやルオーなど後の巨匠たちを育てました。モローの旧邸宅は現在「モロー美術館」として公開されており、膨大な作品が収蔵されています。

使い方・例文

象徴主義絵画を解説する本や展覧会カタログで、「夢幻的・神話的な主題を好んだ象徴主義の巨匠」として紹介されます。

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