クワメ・ンクルマとは?
くわめんくるま
クワメ・ンクルマとは、ガーナの独立を主導した政治家で、汎アフリカ主義の旗手として知られる初代大統領です。
クワメ・ンクルマ(Kwame Nkrumah、1909〜1972年)は、アフリカ独立運動史において最も重要な指導者の一人です。英領ゴールド・コーストに生まれ、米国・英国での留学を通じて汎アフリカ主義の思想を深め、帰国後に独立運動を主導しました。
1957年、ンクルマはゴールド・コーストをガーナとしてサハラ以南アフリカ初の独立国家に導きました。独立宣言の際の「ガーナの独立はアフリカ全土の自由と不可分に結びついている」という言葉は、汎アフリカ主義の精神を端的に示すものとして広く知られています。
ンクルマは独立後のガーナで急速な近代化・工業化を推進しました。ヴォルタ川ダム(アコソンボ・ダム)の建設はその象徴的事業です。また1963年のアフリカ統一機構(OAU)設立を推進し、アフリカ諸国の政治的統合を訴え続けました。主な業績は次のとおりです。
- ガーナ独立の実現(1957年)
- 汎アフリカ主義の理論的・実践的リーダーとしての活動
- アフリカ統一機構(OAU)設立への貢献
- 大規模インフラ整備による国家建設
しかし一党制の強化や経済政策の失敗により1966年に軍事クーデターで失脚し、ギニアで亡命生活を送りながら1972年に没しました。その思想と実績は今日もアフリカ統合の議論において重要な参照点となっています。
使い方・例文
「クワメ・ンクルマの汎アフリカ主義の理念は、現在のアフリカ連合(AU)の精神的な礎の一つとされています。」
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