クワッスとは?
くわっす
クワッスとは、ロシアや東欧で古くから親しまれてきた、黒パンを原料とした微アルコールの発酵飲料です。
クワッス(Квас、英語表記:Kvass)は、ライ麦パンや黒パンを水に浸して発酵させた伝統的な飲み物です。アルコール度数は通常1〜2%程度と非常に低く、清涼飲料に近い感覚で飲まれてきました。
その歴史は千年以上にわたり、中世ロシアでは農民から貴族まで広くの人々に愛飲されていました。かつては「パンのビール」とも呼ばれ、水よりも衛生的な飲み物として重宝されたほか、ビタミンBや乳酸菌を含む栄養面でも評価されていました。
製法はシンプルで、焼いたパンを砕いてお湯に浸し、砂糖や酵母、ミントなどを加えて数日間発酵させます。地域や家庭によってレシピは様々で、果物やハーブを加えたアレンジも多く見られます。主な特徴は以下の通りです。
- ほのかな酸味と炭酸感
- 黒パン由来のコクと麦の風味
- 低アルコールで子どもでも飲める
- 発酵による乳酸菌の含有
現在もロシア・ウクライナ・バルト三国などで広く消費されており、夏場は屋台で冷たいクワッスを売る光景が見られます。近年は発酵飲料への関心が高まるなか、健康志向の飲み物として欧米でも注目されつつあります。
使い方・例文
「ロシアの夏の街角では、大きなタンク車からクワッスを量り売りする光景が今も見られます。」酸味と甘みが絶妙なバランスで、食事とともに飲まれることも多い国民的飲料です。
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