クレアストーリーとは?
くれあすとーりー
クレアストーリーとは、建築において外壁の上部に設けられた採光・通風用の高窓帯のことです。
クレアストーリー(英: clerestory)とは、建物の壁面上部に連続して設けられた窓の帯状部分を指す建築用語です。日本語では「高窓」「上部採光窓」とも呼ばれます。
その仕組みは、建物の内部空間を囲む低い壁の上に、さらに高くそびえる壁を立て、その壁面に窓を並べることで、隣接する建物や低い壁に遮られることなく光を取り込むというものです。高い位置からの採光は均一な照度を生み出し、通風効果も期待できます。
クレアストーリーは古代エジプトの神殿建築に起源があるとされ、ロマネスク・ゴシック様式の大聖堂へと受け継がれました。中央身廊を両側の側廊よりも高くした「バシリカ式」構造において、その差分にあたる壁面に窓を設ける手法が発達し、ゴシック大聖堂の壮大な光の演出を可能にしました。
現代建築でもクレアストーリーは積極的に活用されています。主な用途を挙げると次のとおりです。
- 住宅のリビングやアトリエへの均一採光
- 工場・倉庫での大空間への自然光導入
- 美術館・博物館での展示照明
- 省エネルギーを目的としたパッシブデザイン
建物外観のデザインアクセントとしても機能し、内部空間に開放感と明るさをもたらす重要な建築要素です。
使い方・例文
ゴシック様式の大聖堂でステンドグラスをはめた高窓がクレアストーリーの代表例であり、現代では住宅設計でプライバシーを保ちながら採光を確保する手法として用いられます。
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