クリー族とは?
くりーぞく
クリー族とは、カナダを中心に北米大陸に広く居住するアルゴンキン語族系の先住民族です。
クリー族(Cree)は、北米大陸の先住民族のなかでも最大規模の民族集団のひとつで、主にカナダのアルバータ州・サスカチュワン州・マニトバ州・ケベック州・オンタリオ州にまたがる広大な地域に居住してきました。言語的にはアルゴンキン語族に属するクリー語を使用します。
伝統的な生活様式は地域によって異なり、内陸部に暮らすプレーンズ・クリーはバッファロー狩りを主な生業とし、森林地帯に暮らすウッドランド・クリーはムースや魚の漁猟・採集を行っていました。17世紀以降、ヨーロッパの毛皮交易業者、とりわけハドソン湾会社との交易関係を積極的に築いたことで、政治的・経済的な影響力を拡大しました。
カナダ政府との条約締結を経て保留地(リザーブ)への定住化が進みましたが、20世紀には文化・言語の喪失が深刻な問題となりました。現在は先住民族の権利回復運動の一環として、クリー語教育の復興や自治権の拡大が進められています。クリー族はカナダの先住民族政策を語るうえで欠かせない存在であり、現代社会においても独自の文化と自治を守り続けています。
使い方・例文
カナダの歴史や先住民族の権利に関する議論では、クリー族の条約交渉や土地問題が代表的な事例として取り上げられます。
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