クリスチャン9世 (デンマーク王)とは?
くりすちゃんきゅうせい
クリスチャン9世とは、19世紀後半のデンマーク国王で、子女たちが欧州各国の王室に嫁いだことから「ヨーロッパの義父」とも呼ばれた人物です。
クリスチャン9世(1818〜1906年)は、1863年から1906年までデンマーク国王を務めた人物です。グリュックスブルク家出身で、先代フレゼリク7世に男子後継者がなかったため、1852年のロンドン議定書に基づいて後継者に指名され、即位しました。
その治世は激動の時代と重なりました。即位直後の1864年、プロイセン・オーストリア連合軍との戦争(第二次シュレースヴィヒ戦争)に敗れ、デンマークはシュレースヴィヒ・ホルシュタインを失うという痛手を受けました。この領土喪失はデンマーク国民に深い傷を残し、国内政治にも長く影を落としました。
他方、クリスチャン9世は多くの子女を欧州各国の王室に送り出したことで国際的な注目を集めました。
- 長女アレクサンドラ:英国皇太子(後のエドワード7世)妃
- 次女ダーゲマール(マリア・フョードロヴナ):ロシア皇帝アレクサンドル3世妃
- 長男フレゼリク(後のフレゼリク8世):デンマーク国王
- 次男ゲオルギオス:ギリシャ国王ゲオルギオス1世
このことからクリスチャン9世は「ヨーロッパの義父」と称されており、19世紀末の欧州王室外交において中心的な存在でした。
使い方・例文
近代ヨーロッパ史や王室系譜を調べる際、「クリスチャン9世の子孫が現在もデンマーク・英国・ギリシャなどの王室に連なる」という文脈でよく言及されます。
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