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クラブ細胞とは?

くらぶさいぼう

クラブ細胞とは、気管支・細気管支の粘膜に存在する非線毛性の分泌細胞で、肺を保護する界面活性物質や解毒酵素を産生する重要な細胞です。

クラブ細胞(Club cell)とは、気管支から細気管支にかけての気道上皮に存在するドーム状に突出した非線毛性の分泌細胞です。以前は「クラーラ細胞(Clara cell)」とも呼ばれていましたが、細胞を最初に記載したM・クラーラの過去の行為に関する問題から、近年は「クラブ細胞(Club cell)」という名称が推奨されています。

クラブ細胞の主な機能は多岐にわたります。

  • 界面活性物質の産生:肺サーファクタントタンパク(SP-B、SP-Dなど)を分泌し、気道表面を保護・気道虚脱を防ぐ
  • 解毒・代謝:チトクロームP450酵素を高発現しており、吸入された有害物質・薬物・発がん物質の代謝・解毒を行う
  • 気道粘膜の維持:増殖能を持ち、損傷した気道上皮細胞の修復・再生において前駆細胞としての役割を担う
  • 炎症調節:分泌型白血球プロテアーゼ阻害剤(SLPI)などを産生し、気道の炎症反応を調節する

クラブ細胞はタバコ煙の有害成分をチトクロームP450で代謝活性化するため、一部の発がん物質(ニトロソアミンなど)を活性化してしまい、肺腺がんとの関連も研究されています。また喘息・COPD・ウイルス感染などによる気道傷害の後、クラブ細胞が上皮再生の足がかりとなることが知られています。

使い方・例文

「細気管支の上皮再生において、クラブ細胞が前駆細胞として線毛細胞や他の上皮細胞に分化する」というように、肺病理学や呼吸器研究の文脈で登場します。

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