キム・イルソンとは?
きむいるそん
キム・イルソン(金日成)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の建国指導者であり、数十年にわたり独裁的に国家を統治した政治家・軍人です。
金日成(キム・イルソン、1912〜1994年)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の初代最高指導者です。平壌近郊の万景台で生まれ、日本統治時代に満州で抗日パルチザン活動を行ったとされています。
第二次世界大戦終結後、ソ連軍の後押しを受けて北朝鮮の実権を掌握し、1948年に朝鮮民主主義人民共和国を樹立、初代最高指導者となりました。1950年には韓国への武力侵攻を開始し、朝鮮戦争(1950〜1953年)を引き起こしました。停戦後は主体(チュチェ)思想と呼ばれる独自のイデオロギーを掲げ、党・軍・国家の全権を掌握する個人崇拝的な体制を確立しました。
主体思想とは、自力更生・自主独立を基軸とした政治哲学で、外国への依存を排し人民が歴史の主体であることを強調するものです。この思想は北朝鮮の教育・文化・政策のあらゆる面に浸透しています。
金日成体制の主な特徴は以下のとおりです。
- 世襲制による権力継承(金正日→金正恩へ)
- 極めて厳しい情報統制と閉鎖的な国家運営
- 個人崇拝を徹底した指導者信仰の構築
- 軍事優先(先軍政治)の国家方針
1994年に死去した後も「永遠の主席」として尊称が維持され、北朝鮮社会における絶大な影響力は今日も続いています。
使い方・例文
「北朝鮮の政治体制や歴史を学ぶ際には、金日成が確立した主体思想と権力の世襲構造を理解することが不可欠です。」
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