キップ・ソーンとは?
きっぷそーん
キップ・ソーンとは、重力波の直接検出に貢献してノーベル物理学賞を受賞したアメリカの理論物理学者で、一般相対性理論の研究で知られます。
キップ・スティーブン・ソーン(Kip Stephen Thorne、1940年〜)は、アメリカのユタ州生まれの理論物理学者で、カリフォルニア工科大学(カルテク)名誉教授です。一般相対性理論、ブラックホール、重力波などの研究で世界的に知られています。
ソーンはジョン・アーチボルド・ウィーラーに師事し、重力物理学の最前線を切り開きました。特にブラックホールの性質やワームホールの理論的可能性についての研究は幅広く知られています。またトンネル効果を用いたタイムトラベルの理論的考察でも有名で、SF映画「インターステラー」(2014年)では科学監修・製作総指揮を務め、一般大衆への科学普及にも貢献しました。
最大の業績は重力波観測装置LIGOの創設に関わった点です。レイナー・ワイスやバリー・バリッシュとともにLIGOプロジェクトを推進し、2015年に人類史上初めて重力波の直接検出に成功しました。これはアインシュタインが一般相対性理論で予言してから100年後の偉業です。
この功績によりソーンは2017年のノーベル物理学賞をワイス・バリッシュとともに受賞しました。
使い方・例文
重力波や宇宙物理学の解説記事で、LIGOによる歴史的な重力波検出が紹介される際、ソーンの名前は必ず登場します。
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