本文へスキップ

キセノフィオフォラとは?

きせのふぃおふぉら

キセノフィオフォラは単一の細胞でありながら肉眼で見える大きさを持つ大型原生生物で、深海底に生息する地球最大級の単細胞生物として知られています。

キセノフィオフォラ(Xenophyophora)は、有孔虫に近縁とされるアメーバ状の単細胞原生生物のグループです。最大の種では直径20センチを超えるものも報告されており、単一細胞としては地球上で最大級の生物の一つとされています。

外観は泥や砂粒・生物の破片などを体外から取り込んで作ったスポンジ状・樹枝状・皿状などの複雑な「外骨格」(グラノボーザ)を持ち、その内部に多数の細胞核を持つ巨大な細胞質が広がっています。このように核を多数持つ多核単細胞(plasmodium型)の構造が最大の生物学的特徴です。

生息域は水深500〜8,000メートルを超える深海底が中心で、太平洋・大西洋・インド洋の深海堆積物上に広く分布します。超深海の海溝底からも記録されており、極限環境への適応能力を示しています。

食性は周囲の堆積物中の有機物を取り込む腐生・懸濁物食と考えられています。その大きな体と複雑な形状は、深海底の小型生物に生息場所・隠れ場所を提供するため、深海生態系においても一定の役割を果たしていると考えられています。

分類学的位置については長年議論があり、現在は有孔虫に近い独立したグループ(単細胞真核生物のリザリア超群)として扱われることが多いです。

使い方・例文

深海生物や細胞生物学の文脈で、キセノフィオフォラは「肉眼で見える単細胞生物」の代表例として取り上げられ、細胞の大きさの限界を考える際の話題になります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語