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ガリウムとは?

がりうむ

ガリウムとは、常温付近で液体になる珍しい性質を持つ金属元素で、半導体デバイスや次世代パワー半導体の材料として重要です。

ガリウム元素記号:Ga、原子番号:31)は、周期表第13族に属する金属元素で、融点が約29.8℃と非常に低く、手のひらに乗せると体温で溶けるほどの低融点を持つことが大きな特徴です。1875年にフランスの化学者ポール・エミール・ルコック・ド・ボワボードランによって発見され、フランス(ガリア)にちなんで命名されました。

ガリウムの主な用途と特性は以下のとおりです。

  • 化合物半導体:ガリウムヒ素(GaAs)やガリウムナイトライド(GaN)は、スマートフォンや通信機器のRFチップ、LEDの材料として広く使われる
  • 次世代パワー半導体:GaNパワーデバイスは、シリコンを超える電力変換効率を持ち、急速充電器やEV向けインバーターへの応用が進む
  • 太陽電池:CIGS型やGaAs型の高効率薄膜太陽電池に利用される

ガリウムはボーキサイト(アルミニウム鉱石)や亜鉛鉱石の精製過程で副産物として得られます。中国が世界の産出量の大部分を占めており、近年は経済安全保障や半導体サプライチェーンの観点から戦略資源として注目されています。日本・米国・欧州各国も国内生産能力の強化に取り組んでいます。

使い方・例文

「スマートフォンの通信チップにはガリウムヒ素が使われており、高周波信号を効率よく処理できます」「GaNを使ったUSB充電器は小型でも大出力を実現しています」のように使います。

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