カール・テオドア・ドライヤーとは?
かーるておどあどらいやー
カール・テオドア・ドライヤーは、デンマーク出身の映画監督で、人間の内面と精神性を深く掘り下げた映画史上最重要の巨匠の一人です。
カール・テオドア・ドライヤー(Carl Theodor Dreyer)は、1889年生まれ、1968年に没したデンマークの映画監督です。デンマークのコペンハーゲンで生まれ育ち、ジャーナリストとして働きながら映画界に入り、1910年代から監督として活動を始めました。
初期のサイレント映画から、後のトーキー作品に至るまで、一貫して人間の内面の葛藤や信仰・迫害・愛といったテーマを追求しました。代表作「裁かるゝジャンヌ」(1928年)は、ジャンヌ・ダルクの裁判を題材に、俳優の顔のクローズアップを多用した革命的な映像表現で描き、映画史上の傑作として今も研究・上映され続けています。
トーキー移行後も「吸血鬼」(1932年)や「怒りの日」(1943年)で独自のスタイルを維持し、さらに晩年の「奇跡」(1955年)と「ゲアトルーズ」(1964年)は、簡素で禁欲的な映像美と深い哲学的テーマで映画ファンや評論家に強い影響を与え続けています。
ドライヤーは生涯を通じて作品数は少なくとも、一作ごとの完成度と独自性は群を抜いており、イングマール・ベルイマンやロベール・ブレッソンら後世の映画作家に多大な影響を与えた存在です。
使い方・例文
映画史の教科書や批評でカール・テオドア・ドライヤーの名前が登場するとき、その作品の精神性の深さと映像の革新性が必ず言及されます。
この用語をシェア
最終更新: