カール・シェーレとは?
かーるしぇーれ
カール・シェーレはスウェーデンの薬剤師・化学者で、酸素や塩素をはじめ多くの化学元素と物質を発見した18世紀最大の実験化学者の一人です。
カール・ヴィルヘルム・シェーレ(Carl Wilhelm Scheele)は、1742年に現在のドイツ・シュトラールズントで生まれ、スウェーデンで活躍した薬剤師・化学者です。正規の大学教育を受けずに薬局での実地修行で化学を学びましたが、その実験的才能は際立っており、18世紀化学史に数多くの発見を残しました。
シェーレの最も重要な発見の一つは酸素です。1772年頃に酸素を生成・観察しており、これはイギリスのジョセフ・プリーストリーと同時期かそれ以前とされています。しかし、発表が遅れたためプリーストリーが発見者として先に広く認知されることになりました。そのほかにも、塩素・マンガン・バリウム・モリブデン・タングステン・窒素などの元素や物質の発見・単離に関わっています。
シェーレが発見または単離した主な物質には以下のものがあります。
- 酸素(独立発見)
- 塩素(塩酸と二酸化マンガンの反応)
- 酒石酸・クエン酸・乳酸・尿酸・シュウ酸などの有機酸
- プルシアンブルー(紺青)の成分分析
1786年にわずか43歳で亡くなりましたが、その短い生涯に残した業績は膨大であり、「発見された化学元素の数が最も多い科学者」として化学史に名を刻んでいます。
使い方・例文
化学史の授業や解説書で「酸素の発見者はプリーストリーかシェーレか」という議論や、「シェーレは短命ながら驚くほど多くの元素を発見した」という文脈でよく登場します。
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