カレン族(パドウン)とは?
かれんぞくぱどぅん
カレン族(パドウン)とは、ミャンマーと タイに居住するカレン系民族の一派で、女性が真鍮の輪を首に重ねてつける慣習で世界的に知られています。
カレン族(パドウン)とは、ミャンマー(カヤー州など)とタイ北部山岳地帯に暮らすカレン系民族の一集団です。「パドウン(Padaung)」は外部からの呼び名であり、自称では「カヤン(Kayan)」と呼ばれることが多いです。カレン族全体は複数のサブグループから構成される大きな民族集団ですが、パドウンはその中でも特に国際的な注目を集めてきたグループです。
最大の特徴は、女性が幼少期から真鍮製のコイル状の輪を首に重ねていく慣習です。輪の重みで鎖骨や肋骨が変形して首が長く見える効果があり、「ロングネック」とも呼ばれます。この慣習の起源については諸説あり、美の象徴・虎などの外敵から首を守る説・民族のアイデンティティを示す説などが提唱されています。
ミャンマーの政治的混乱を背景にタイへ避難した人々の一部が観光地化した村で生活しており、観光と人権をめぐる倫理的議論が長年続いています。
言語はチベット・ビルマ語派に属し、独自の口承文化・織物技術・精霊信仰を持ちます。近年は若い世代を中心に慣習の継続について再考する動きもあります。
使い方・例文
東南アジアの民族文化や観光倫理を学ぶ文脈で登場します。タイ北部のトレッキングツアーや民族博物館などで「ロングネックの女性たち」として紹介されることがあります。
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